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大阪桐蔭 根尾昂に見る「自己目的的」努力

みなさんは大阪桐蔭の根尾昭(ねおあきら)をご存知でしょうか。

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2018の甲子園で、投手としては150㌔ のストレート、打者としては3HRなどの活躍を見せ、来たるドラフトでは複数の球団からの競合が予想されています。

 

ネットでは、彼の想像を絶するパーフェクトヒューマンぷりが話題になっており、様々なエピソードが驚きとともに描かれています。

 

まずは、簡単にそのエピソードを見ていきましょう。

 

パーフェクトヒューマン根尾

小学生にして陸上の全国大会に出場

まず書くべきなのは、その身体能力でしょう。

 

50m走のタイムは5秒8で、野球選手の中でもトップクラスのスピードを誇ります。

 

小学5年生の時には、陸上の全国大会で100m5位という結果を残しました。

 

さらに驚くべきはその肩力で、ソフトボール投げで89mという怪物じみた記録を誇ります。

 

この記録は参考記録ではありますが、当時の全国小学生のソフトボール投げの歴代一位の記録です

(現在は91mが日本小学生記録)

 

中学生では生徒会長も務め、成績もトップクラス

成績もほぼオール5で、中学3年生時には生徒会長を務めます。

 

親が医者ということで教育もしっかりされているのかもしれません。

 

もちろん凄いのは学業だけでなく、アルペンスキーでは世界大会に出場するなど、野球に留まらないスポーツの活躍を見せていました。

 

野球投手としては、当時すでに146㌔をマークしていたとのことです。

 

もう凄すぎて何が何だかわからないですね...。

 

ほかにも完璧すぎて、大阪桐蔭の西谷監督には「根尾さん」と呼ばれるエピソードなどがあります。

なんだそれ(笑)

性格は?

テレビのインタビューからその性格が分かる場面があったので、いくつか切り取ってみました。

──自分のキャラクターを漢字で表すと?

 

根尾:性格は、「頑固」だと思いますが、漢字ですか……。考えたことないので、思い浮かびません(笑)

 

──読書家ということですが、この3年間で何冊ぐらい読みましたか?

根尾:本は好きです。どれくらい読んだか、分かりませんが、100冊は読んでいると思います。両親から送ってもらっていますが、スポーツ雑誌に始まり、小説もたまに読みますし、哲学的な本も読みます。

 

──プロでも、二刀流でやっていきたい?

根尾:はい。たとえ片方になろうが、やっぱりやれる事はあると思いますし、上には上の選手がたくさんいるので、まず自分もそこに少しでも近づいていければ、いつか追い抜けるようにと感じています。

www.news-postseven.com [参照元]
このインタビューや他のエピソードからも伺えるのが、とにかく彼が謙虚で努力家であるということです。

 

・遠征試合の帰りのバスで、他の部員が寝ている中一人だけ読書をし、知見を広める。

・バスから降りると、一人率先してグラウンドへ走っていき、整備をすることで、下級生の模範となる。

・監督から与えられている練習メニューにプラスして、様々なトレーニングをすることを欠かさない。

 

こういったことを継続してできるのは、並の人間でははっきり言って無理です。

 

それを可能にしているものはなんだろうと考えたときに、彼の努力の自己目的性が答えとして浮かんできました。

 

彼は「自己目的的」努力をしてきたからこそ、ここまで卓越しているのではないでしょうか?

そもそも「自己目的的」努力とは?

「自己目的的」努力とは、通常の努力が「お金や名声などの外的な報酬」を目的にする努力であるのに対して、「自身の能力の向上や人間的成長などの内的な報酬」を目的とする努力のことです。

 

分かりやすくドラクエで例えると...

通常の努力は「魔王を倒すこと」が目的になっているのに対して、

自己目的努力は「経験値を得ること」そのものが目的になっています。

「経験値得るのマジ楽しいじゃん!!魔王倒さないでレベル上げしよ」みたいな。

アルティメット ヒッツ ドラゴンクエストV 天空の花嫁

(ドラクエ5、ドラクエシリーズの中でも名作で大好き)

「自己目的的」努力のメリット

通常の努力が実った時、努力をしてきた人間は外的な報酬を受け取ります。

 

すると目的は完全に達成され、彼らは努力をする目的を失ってしまいます。

 

そもそも「次の外的な報酬」を見つけるまで、努力する必要さえないのですから当然ですね。

 

しかし、「自己目的的努力」をする人間は違います。

 

彼らは「経験値を得ること」そのものに喜びを感じているのです。

 

ですから彼らは常に報酬を得てはいますが、目的が完全に達成されることはありません。

 

ドラクエにはレベル100までの制限はありますが、現実世界にはありません。

 

僕らの能力の限界は、僕らには見えないのです。

 

したがって、このタイプの努力をする人間は、飽くなき向上心を持つことで半永続的に努力を続けていくことになります。

 

半永続的な努力を続ける人間が環境や才能に恵まれた場合、想像もつかないほど高い能力を身に着ける事でしょう。

 

これが「自己目的的」努力の最大のメリットであり、社会においてもっとも成功しやすい努力のタイプと私が考える理由です。

根尾昂は純粋な「自己目的型」だ

「自分が今の状態で、プロに通用するとは全く考えていない」

「人間的にも成長していきたい」

「もっと野球がうまくなりたい」

 

このような根尾の発言や、普段の行動から伺えるのは、彼が「自己目的的」努力をする人間であるということです。

 

野球をうまくなる、人間的に成長する...

そのような事柄に対して貪欲に取り組む姿は、彼が純粋に「自己目的型」であることを物語っています。

 

それが陸上、スキー、学業、そして野球...

様々な分野でこれだけの成績を残せた理由であるような気がしてならないのです。

「自己目的的をする人間は壁をたたき続けることができる

僕はいろんな人の伝記やエピソードを見る中で、競争の世界で本当のトップに立っている人間は「自己目的型」が多いと気が付きました。

 

「壁というのは、できる人にしかやってこない。

超えられる可能性がある人にしかやってこない。

だから、壁がある時は

チャンスだと思っている。」

イチロー

 

「追い詰められた場所にこそ、大きな飛躍があるのだ。」

羽生善治

 

「坂道は、いかに苦しくても登っている時が一番楽しい。」

孫正義

 

業界のトップ達の発言からわかるように、逆境を楽しめる人間でないと、高みにいくことは不可能ではないでしょうか。

 

彼らは自分が成長することを多かれ少なかれ楽しんでいます。

 

今話題の「YouTuber」という職業にも、それを見ることができます。

 

日本の「YouTuber」業界をけん引してきたのは、スーパーで働きながら、寝る間を惜しんでYouTubeに「ビートボックス」の動画を上げ続けた一人の青年でした。

僕の仕事は YouTube

「いつ報われるのかわからない」「もしかしたら将来全く報われないのかもしれない」

 

そんな気持ちも彼にあったのかもしれませんが、彼が動画をあげ続けることができたのは、たぶんそれが楽しかったからなんだと思います。

 

「自己目的的」努力をする人間は、壁をたたき続けることで、高みに登りつめる事ができる。

 

これは、これまでの歴史を見ることで見えてくる、一つの真実ではないでしょうか。

 

天才は努力する者に勝てず、努力する者は楽しむ者に勝てない

 

有名ですが、この言葉も同じことを語っているように思います。

 

これからの根尾昂くんの活躍が楽しみです。

 

もしかしたら彼もイチローや大谷のように、世界的に活躍するような人間になってくれるかもしれませんね。